こんにちは。朗読便 Ramo 青木邦枝です。
認知症専門看護師のO様より、
「認知症患者さん向けのリハビリプログラムで
朗読を取り入れるにあたって、
朗読がどういうものなのか、自身も体験したい」
というご依頼をいただきました。
具体的な活動の内容など、
まずはカフェでお話を伺いました。
「朗読が認知症の症状に良い」というのは
近年よく耳にする情報です。
ご興味のあることにとても熱心なOさん、
朗読がどう良いのか、しっかり調べて、教えてくださいました。
(👇朗読体験をしたレンタルスペース。朗読教室でも使わせて頂いています)
目で読む、口で話す、耳で聞く、といった処理を行う朗読時の脳では、
黙読の時と比較して、より多くの場所で血流が上昇していて、
複雑な情報処理が行われているのだそう。
口腔機能や嚥下機能にも効果的で、
人に聞いてもらうことへの意欲や達成感、
朗読内容に思いを巡らすこと、
聞き合うことでのコミュニケーションもまた、
リハビリへの効果を期待できるそうです!
発声練習、Oさんの朗読、私の朗読、朗読に使用している作品のご紹介と、
2時間のプログラムを作り、準備。
Oさんに体験していただきました。
カフェでお話をした後から、
いろんな場所で聞こえてくる「声」がすごく気になって
色々観察するようになったというOさん。
そうなんですよね、
他の方の声、喋りはもちろん、
どんな体験や情報、記憶も、朗読の「糧」になり得ます。
それを意識するかしないか、なのだと思います。
ご依頼くださりありがとうございました。
プログラムが充実した時間となり、成功しますように。
★朗読に関するご依頼・ご相談、どうぞ気軽にお問合せ下さい!
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